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上海訪問記

中国、上海で年越し旅行

年末年始、初めての中国へ行ってきました。日本の時差は−1時間。上海は中国の中でも最も人口の多い都市だそうです。

まず私が驚いた事は、普段使用しているSNSを使えなくなった事です。中国では閲覧できないように規制されているみたいです。
SNSの通知はどんどん入るのですが、内容が見れない不思議な状態になっていました。
家族くらいには、中国でも使用可能なアプリを登録してもらえば良かったなと思いました。

空港からホテルへ向かう為にタクシーに乗りました。
たまたま私たちが乗ったタクシーの車内は、砂埃がたまり窓ガラスも変形し、かなり使い込んだタクシーでした。
正直、出だしから少し心配な気持ちになりましたが、上海の中心に向かうにつれどんどん都会になり、 見たことも無いような建物や高いビルが見え始め、少しワクワクしました。
中国の空気はどんなに澱んでいるのかと思っていましたが、驚く程ではありませんでした。日によるのかも知れません。 高速道路を走る自動車の中には日本車が多かった事も意外でした。

夜、外灘(ワイタン)へ行けば水面にも、ライトアップされたビルが映りとても綺麗でした。

地下鉄

地下鉄にも乗ってみました。 というか乗せてもらいました。
地下鉄の改札には荷物チェックがあり、空港にあるような荷物検査機に通すよう指示がありました。
勿論、危険物は所持していませんが、もし引っかかったらどこかに連れていかれるのかなと想像してドキドキしました。不慣れな事も多く恐らく自力ではキツかったです。地下鉄を利用する人も非常に多く、しかも電車のドアが開けば人の乗り降りが同時なので大変でした。

年越し

年越しを上海で過ごしたのですが、昼間は日本の大晦日と違い年末年始の特別感がありませんでした。
まだクリスマスツリーがたくさん飾られていて、クリスマスモードでした。
中国の正月は2月中旬の旧正月が重要みたいなので、1月1日はほぼ平日という雰囲気でした。
それでも夜になるとカウントダウンで盛り上がり、外灘(ワイタン)という川辺に人がたくさん集まります。
ちょうどその年、日本でもたくさん取り上げられていましたが、外灘(ワイタン)でのカウントダウンでは死者がでる大きな事故がありました。
私たちも外灘(ワイタン)で年を越そうとしていましたが、
周辺はとても混雑しており、川に近づけないどころか前にも後ろにも進めない状態でした。危険を感じたのか、それ以上進むのをやめました。
川の向こう側のビルに「10、9、8、7・・・」というカントダウンが映し出されるのですが、私たちが居た場所からでも十分に見えました。
かなり盛り上がっていました。
祇園祭の歩行者天国以上の混雑なのに、その人ごみの中を進もうとする車がいたので本当に驚きました。

日本で中華料理屋は多いのですが、実際に中国で食べる食事は口に合うか心配でした。
百貨店のレストランから屋台まで色んな場所で食べてみましたが、香辛料の「八角」だけは口に合いませんでした。
屋台ではチベット族の人たちがモクモクと煙を出し焼いていた羊肉の味付けにも八角が使われていました。 羊肉+八角、私にはハードでした。独特なクセのある味でした。
そして忘れられない、臭豆腐…。「なんか臭い!」と思ったら臭豆腐の屋台があります。 豆腐を腐らせた料理で、元々豆腐が苦手な私は地獄のようでした。 しかし日本では目にしない奇妙な料理なので口に合わないと分かりながら食べてみました。 味は臭い程ではありませんでしたが、やはりダメでした。
中国で臭豆腐屋を見つけられた方は是非、食べて頂きたいです。口に合う方も大勢いらっしゃいます。

肉、魚、野菜、果物、食用の蛙などが売られている市場へ行ってみました。 肉といってもカットされてパックに入っている物ではなく動物の姿が分かるようなものでした。 気分が悪くなりそうだったのでさっさと市場を後にしました。
こういう類いが苦手じゃなければ、普段見ることが出来ない物を見れる市場もオススメです。

そして、食事の際、合席が多いことに驚きました。
ショッピングモールに入っている、カウンターで注文するスタイルの水餃子屋さんに入りました。
座席を確保するのが大変でしたが、こういう場合、ごく普通に合席をします。4人掛けの席に知人2人と、見ず知らずの男性が1人…。
なんとなく気まずいと思いましたが、合席の男性は特に気にしている様子もありませんので、だんだん気まずさも無くなっていきました。
思わぬところで思いもしない習慣があり、戸惑いましたが面白かったです。

二泊三日という滞在期間でしたが、日本とは違う様々な違いを見ることができました。
まず、中国では列を作らないと聞いた事がありましたが、確かにそのような場面はありました。
船に乗る際、乗り場には列がなかったので戸惑い、結局最後の方に乗り込みました。
順番を抜かす、抜かさない等という問題ではなく「わざわざ列を作らない」ただ単純にそれだけという感じでした。
少しずつ慣れ、コツを掴んできます。(笑)
少し強引に入られたり入ったり、お互い気にしていないようにも見えました。
このような場面でも不思議と嫌な気分にはならず、むしろ自分がどんくさく迷惑な動きを取っている感じがしました。
日本とは違う習慣を感じることができて面白かったです。
初めて行くなら外国人が多く、発展している上海がオススメという事でしたが、少し地方も気になります。

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